Blenderのグリースペンシルを使うと、オリジナルの手書き風動画素材を簡単に作ることができます。
今回は、動画内のある部分を目立たせたい、みたいなときに使える、手描きのマルを描く素材を作る方法を解説します。よくあるやつです。
ただのマルだとつまんないので、ちょっと応用で、上にてんてんを描いて、少しオリジナリティ、装飾性を追加してみました。
右動画みたいに、マル描いて手描きっぽいノイズモディファイアの動きがついた動画素材です。
目立たせることができるのと、手描き感でかわいさとか軽いノリを演出できます。色や線の太さも調整できて簡単なので、ぜひ作ってみてください。(花丸とかにしてもかわいいとおもいます)
準備
Blender開いて、
- File > New > 2DAnimation
でグリースペンシルのDrawModeの画面を開き直します。 - Draw Modeの画面で、右上の雪のアイコンをクリックして、Additive Drawingモードにします。(加筆していくモード)
- Output Propertiesでフレームレートを30fpsに変更する
- Frame Rate…30fps
※Youtube動画は大体30fpsなので、フレームレートを合わせるために30fpsに変更しています。
アニメそのものに合わせたい場合は24fpsでもいい場合があります。
使いたい動画のフレームレートに合わせてください。

マルを描く
- マルを描く
- ブラシを選びます。何でもいいですが、今回は太めのPenを選びます。
- 1フレーム目にマルを描きます。
- 点々を描く
- キーフレームを16フレーム目に移動して、マルの上のてんてんてんを描きます。
- ※16フレームでマルが描かれるようになるので、フレーム数を移動することで速さを調節できます。
- 終わりのキーフレームを打つ
- 30フレーム目に移動して
右クリック > Insert Keyframes
で空のキーフレームを打ちます。 - ※てんてんの描画が描き終わるフレームになりますので、速さの調節ができます。
- 30フレーム目に移動して

モディファイアで動きをつけて見た目を整える
モディファイアをつけて動きと見た目をいい感じにしていきます。
Modifiers Properties > Add Modifierでモディファイアをつけていきます。
- Buildモディファイア
- Generate > Build でBuildモディファイアをつけます。
- Mode … Additive (Additiveモードで、それぞれキーフレームを打ったタイミングの描画アニメーションが作れます。)
- Effective Rangeにチェックをつけ、
Endに最後のキーフレームから1を引いた数を入れます。 - ※もし100フレームより多い間隔でアニメを作るなら、Framesの値を増やす必要があります。Framesは描画アニメーションのMaxのフレーム数が入ってます。
- 線の見た目を整える(もぞもぞ動くアニメ)
- Noiseモディファイア…線にノイズを加えてもぞもぞ動かします。
- Deform > NoiseでNoiseモディファイアをつけます。
- Position…線にノイズを加えるときの変位の強さです。もぞもぞ動く移動の強さ。
- Thickness…線の太さにランダムなノイズを加える強さです。
- Noise Scale…ノイズを加える間隔を調整します。(あまり細かくならないのでSimplifyモディファイアを追加して調整します。)
- Simplifyモディファイア…Noiseのスケールを調整するためにストロークにポイントを増やします。
- Generate > Simplify でSimplifyモディファイアをつけます。(Noiseの上につけます)
- Mode…Sample
- Length…ポイントを追加する間隔の長さを入れる
- Thicknessモディファイア…線の太さを変えることができます。
- Deform > Thickness でThicknessモディファイアをつけます。
- Thickness Factor…線の太さを調整します。
- Noiseモディファイア…線にノイズを加えてもぞもぞ動かします。
- Tintモディファイア
- Color > Tint でTintモディファイアをつけます。
- Factor…色のつきかた、濃さを調整できます。1にすると完全に指定した色をつけられます
- Color…つけたい色をきめます。

つけたモディファイアと順番は以下のようになっています。
- Build
- Simplify
- Noise
- Thickness
- Tint
出力
出力の設定や準備をしていきます
- Renderプロパティで
Film > Transparentにチェックをいれて背景を透過させます。 - Outputプロパティ
- 解像度をX,Yを500に設定します。
素材なので、そんなに大きくなくていいと思います。好きなサイズにしてください。 - フレームの長さを設定します。
今回は60にしてます。
アニメーション部分が30フレーム(1秒)、その後が30フレーム(1秒)で全体で2秒分です。(もっと長さが調節できるように長くとってもいいです)
- 解像度をX,Yを500に設定します。
- Cameraをセット
- カメラを選択してビューポート画面の右のViewタブの中の
View Lock > Camera to Viewにチェックを入れます。
マウスのホイールを転がしてサイズを調整、位置を真ん中に配置します。
- カメラを選択してビューポート画面の右のViewタブの中の
- Outputプロパティで出力設定
- 出力場所を設定(フォルダを作成しておいてください)
- Media Type…Image
- File Format…PNG
- Color… RGBA(RGBだと透過しません)
- 連番静止画像(画像シーケンス)を出力する設定です。
- 左上メニュー
Render > Render Animationでレンダリングします。

この設定は連番静止画像を出力しています。透過素材なので画像で出力していますが、WebM動画を使えば動画でも背景透過の素材を作成できます。WebM動画出力については以下の記事に詳しく書いています。
とりあえずこれで動画素材ができました。
使い方
Blenderでビデオ編集するときに使うときの説明です。
- シーケンサーの上メニュー
Add > Image/Sequence…
をクリックしてイメージストリップを出します。 - どのファイルを選択するかのウィンドウが開きます。さっき連番静止画像を入れたフォルダを開いて、中の画像をAで全選択して、
Add Image Stripをクリックします。 - イメージストリップがシーケンサーに追加されます。
- プレビュー画面で直接SとかG、Rでスケール、移動、回転などできますので、好きな場所に使ってください。
- アニメを長めに作っとくと、長く表示できて、すきなときにKでストリップをカットして、好きな長さにすることができます。

まとめ
基本的な手描きのストロークが描写されるアニメ素材の作り方なので、イラストの内容を変えていろいろ作ってみてください。
自分の動画につけるオリジナルの手描き素材が簡単に作れます。
関連動画
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もぞもぞ動くノイズアニメーションの線の改善方法
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