【Blender 5.2】マスク機能の使い方:グリースペンシル

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Blenderのグリースペンシルには簡単に使えるマスク機能があります。

今回はマスク機能の基本的な使い方と、
マスクを使った様々な効果や便利な表現を紹介していこうと思います。

ちなみにマスクの使い方を解説している動画もありますので、動画の方がいいという方はこちらをご覧ください。

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グリースペンシルのマスク機能について

Blenderのグリースペンシルでは、マスクはレイヤーとして使用します。

しかし、マスク専用のレイヤーはありません。
どのレイヤーでも、他のレイヤーに対するマスクとして使用できます。

また、マスクシステムは柔軟に設計されており、
上から下、下から上のどちらの方向でもマスクできます。

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マスクの基本的な使い方

  • 星…星の図形のレイヤー
  • マスク…マスク切り取り用の型の長方形のレイヤー
  • 背景…ピンクの背景レイヤー

を作って、マスク用長方形でマスクする方法を説明します。
基本的に、マスクされる図形のレイヤーで、マスクに使う型のレイヤーを指定して使うという方法になります。

星の図形をマスク用図形でマスクする

オブジェクトデータプロパティのLayersメニューを見る

まず星レイヤーの❶Use Masksアイコンをクリックします。(タイムラインの左側にもあるし、レイヤーメニュー下のMasksにチェックを入れても同様です。)

下の❷Masks Listに、マスクで切り取るための型が描いてあるレイヤーを指定します。
右の+アイコンクリックで候補が出てきます。

マスク用のレイヤーが、星の図形より下にあるときは、星がきちんとマスクされてることが分かると思います。

マスク用図形の色を消すには
マスクレイヤーの❸Opacityを0にします。

マスク用図形のレイヤーは上下どちらでも良い

マスク用レイヤーを、星の図形のレイヤーの上に移動させても問題なくマスクできます。

ただ、マスクした後に、マスク用レイヤーが上になるので、Opacityを0にしないと星の図形が見えなくなります。

複数のレイヤーをマスクする

まず星の図形のレイヤーで
❶Use Masksアイコンをクリック、
❷Masks Listにマスクレイヤー指定、
マスクレイヤーの❸Opacityを0にします。

同様に背景レイヤーで
❶Use Masksアイコンをクリック、
❷Masks Listにマスクレイヤー指定、
マスクレイヤーの❸Opacityを0にします。

それぞれのレイヤーでマスクを設定していくことになります。

ポイント
完全に透明なマスクを作りたい場合は、マスクとして使用するレイヤーの不透明度を0に設定します。

その他プロパティなど

Blend Mode

マスクとして使用するレイヤーには、通常のレイヤーと同じように、すべてのブレンドモードと異なる不透明度を設定できます。

マスクの反転など

マスクのリストでは、レイヤー名の横に2つのアイコンがあり、マスクの設定を変更できます。

  • 反転(Invert)
    マスクの効果を反転します。
  • 非表示(Hide)
    マスクの表示/非表示(無効化)を切り替えます。

複数マスク

現在のレイヤーに対してマスクとして使用するレイヤーは、複数をMasks Listに追加できます。
(ちなみに複数マスク使用時は反転設定は揃えて使わないと望んだ表示になりません)

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マスクを使った便利な表現

マスクを使ったおもしろい効果や、便利な表現を紹介します。

線をマスクの型として使う

線自体もマスクの型として使うことができます。

パターンや模様を描いたレイヤーを、線のレイヤーでマスクします。

アニメ調の影塗り

アニメのような影塗りも、マスクを使えば、はみ出すことなく簡単に作成できます。

  • 影用のレイヤーを作り、影にしたい部分を塗り(青系オススメ)のみで描画します。
  • 影用レイヤーを一番上にして、Masks Listに塗りや線のレイヤーを指定します。
  • 影用レイヤーのBlend ModeをMultiply(乗算)にします。(Opacityで濃さも変更できます)
  • 線を塗りたくない場合は線のレイヤーを一番上に置きます。

Blend Modeを変えることで様々な表現ができます。光が当たった部分のリム表現にも使えます。

くり抜き

壁などに穴をあけて背景を見せる表現もできます。

  • 背景レイヤーを作り一番下におきます
  • 壁レイヤーに障害物となる壁などを描画します
  • 穴用のレイヤーを作り、くり抜きたい形をかきます
  • 壁のMasks Listに穴レイヤーを指定し反転します。
  • 穴用レイヤーのOpacityを0にします。

Holdout(くり抜き)されたものでマスク

壁に穴をあけたり、好きな形にくり抜きたい場合、マスクだけを使ってくり抜くこともできますが、Holdoutを使ったくり抜き表現もできます。
※マスクのみを使った方が簡単ですが、Holdoutを使うと線と塗りの扱いを別々にできます。

グリースペンシルのHoldout(くり抜き)マテリアルは、下のレイヤーすべてをくり抜くことができます。描いたものに好きな形に穴をあけることができますが、背景画像などもすべてくり抜いてしまいます。

マスクを使うことで、くり抜いた部分も画像を表示することができるようになります。

塗りのHoldoutにチェックを入れたマテリアルで描画すると、下のレイヤーすべてをくり抜きます。

背景レイヤーのMasks Listに、葉とHoldoutのレイヤーを入れてマスク反転します。

それでも上にHoldoutのレイヤーがあるので全てくり抜かれてしまいます。
※HoldoutのOpacityを0にしてもHoldoutの効果がなくなるだけです

背景レイヤーを一番上におくことで、Holdoutにくり抜かれることなく、穴あき画像でマスクされた画像を表示できます。

他にもマスクを使ったライト表現や、フェードアウトなど、かなり応用できます。

目のリグなどにも使えるようですので、チュートリアルを紹介しておきます。

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